明日より光永圓道師千日回峰最終年スタート。

一日80キロ強の京都大廻りを100日、比叡の行者道30キロ100日で、9月まで行は続きます。
無事終われたら、大阿闍梨になり戦後13人目の千日回峰達成です。
京都大廻りの100日間は普通に何事もなく予定通り終えれても睡眠時間は2時間程度だと目にしてます。

千日回峰とは・・・比叡山に伝わるひとたび行に入るといかなる理由であれ中途でやめる事が許されず、もし出来ないのであれば自害という、行不退の決死の修行であります。
険しい比叡山の行者道を人のために祈って歩く、捨身行ですね。

人のため平和のために命をかけての行を、今時くだらないという人もいます(実際うちのお客様に言われました(苦笑))。
今は目に見えること、すぐ形(答え)を求めがちです。

岡山市に、外国の方を迎え入れ修行の場を提供している禅宗のお寺があります。
そこに修行している外国の方が住職さんに一番多い質問が、
「どうしたら悟れるか?」「いつ無心になれるか?」
というものでした。しかもまだ1〜2ヶ月しかお寺にいない人が。
これが外国の方の典型だそうです。
悟るとか無心っていうものは教えてもらうことではないですもんね。。。
それが悟れる日本人でも、そういう方が増えてるようです。
心まで外国式になりかけてます。
目に見えないものを追う、陰で人のためにどれだけ自分が動けるか・・・とっても大切ですね。
した事が別に他の人に分からなくても、伝わらなくても構わないことで、心で動くってことです。
その気持ちで動けるようになれたらな〜〜〜っと遠い空をみながら思います。
私にはほどほどほど遠いですが。。。
どこかで認めてほしいという気持ちがあります。自分に甘い証拠ですね。

そうそう今年から(きっと明日からだと思われますが)新たに千日回峰に出峰されるお坊さんがおられるようです。
詳しくは分からないのですが、どうぞ長い年月になりますが、無事スタート切れますように。
日が明けて深夜1〜2時に出発でしょうから、その時間は起きて比叡山に向かって手だけ合わせようかと思います。
いつも7月、9月までは命をかけた行をされてますから、私自身大人の事情が色々あって目が覚めちゃったら、比叡の行者さんを思い出して、頑張ろう!っと思うんです。
心の拠り所ってやつですね。